不安に押し潰されそうになる。 走りだしたら止まれなくなる。止まっていると動き出せなくなる。状態が変わるのが恐怖でしかない。 たくさんはたらいて、たくさんのことを学んでいる。休日にブレーキをかけて、ダラダラ寝たりやりたいことを進める。この切り替えがある程度できるとワークライフバランスが整っているのだと思う。
言葉というのは、どれだけ丁寧にしても表現を人に押し付けるということで暴力になりえる。そして表現は受けての問題である。どう受け取るかは言ったあなたが決めることではない。 何を相手に伝えればいいのだろうか。関係が浅いのであれば、簡単に変えられることを褒めると角がたちにくい。アクセサリーや靴のセンスみたいな服飾や言葉遣いなんかが該当する。ただ囚人のように好んでその服を選んでるわけではない人もいるので状況に気をつけること。
冗長な文章は読みづらい。例えば、「わたしは白色を好まない」より「わたしは白色が嫌いだ」のほうが結末が予測しやすくて読みやすくなる。その一方で否定は強い感情を引き起こしやすい。 「嫌い」と言い切ると好きである可能性は0になるが、「好まない」だと嫌いと普通の間で曖昧な状態を保てる。0か1ではなくその中間にいるけど、そのコンテキストにおいては否定的な立場を示す雰囲気になる。 何か代案がある場合はより簡単で、「白色もよいが、今回は黒色にしませんか」となると相手の意見を尊重した上で自分の意見を主張できる。自分の主張を押し殺すことなく、それでいて相手の意見を尊重する態度は冗長である。ただそれが温度のある人間が、あたたかくありえる部分なのだから大事にしたい。逆にいうとその余白を残さずに断定的に私がものごとを言ってるときは多分怒っている。
Waltz for Debby を聴いた。Bill Evans 氏が手がけた名盤。そうは言ってもジャズに詳しくないから私は知らない。音楽で人より知識があると言い切れるのは Red Hot Chili Peppers くらいで、ほかはそうでもない。でも誓って音楽が好きである。 話が逸れたので戻すが、Waltz for Debby は私が思うところのジャズに1番近いと思う。コーヒーやウィスキーをのみながら心地の良い椅子でゆったり聴きたいようなピアノ。決してラウドではないがタイトでグルーヴィーなドラム。そして何よりリズムセクションの役割を完璧にこなしながらメロディアスなベースが気分を高揚させる。誰がこの曲の主役かと問われると全員と答えたくなる絶妙な調和が旋律を奏でている。 人生において、聴くことができる曲の数には限りがある。ましてゆっくり聴くとなるとさらに絞られる。その1枚に選んでみてはどうだろうか。